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【ポケモンカードe】クサイハナ(e3)について語ろう 

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ポケモンカードe第3弾「海からの風」収録のクサイハナ。

中間進化かつ有用な能力を持ちながらレアリティ●(現行のCにあたる)と旧裏にはないレアリティ設定に新裏の風を感じたのを覚えています。

今でこそ中間進化でレアリティがCなのは当たり前ですが、旧裏時代はほとんどの中間進化ポケモンはレアリティ◆(現行のUにあたる)でした。

レアリティ●のクサイハナはこれが初。
それもあいまってとても新世代のポケモンカードらしく映りました。


能力について


まず目を引くのがポケボディー「だつりょくかふん」。

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お互いのポケモンの抵抗力を「-10」に変更する効果を持ちます。
現在からするとものすごく地味でとても役に立ちそうに見えないものですが、この時代では役立つ能力です。


この時代は現在よりはるかにダメージの小さい時代でした。
どれくらい小さいかというと2進化4エネ70ダメージが大ダメージ扱いされるほど。

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↑大ダメージ

その上、抵抗力が-30と現在よりも大きく、攻撃力の低いデッキは突破不能になることさえありました。

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この時代の抵抗力は歴代屈指と言っていいほどに強いのです。
そしてこのクサイハナはカードe環境で唯一抵抗力に干渉できるカードです。

余談ですが(この記事全部余談だと思うけど)抵抗力を無視する効果は何度も出ていますが、抵抗力の値を減らす効果はこれ以降存在しません。
値を「-10」に変えたところで計算がややこしくなるだけと判断したのでしょう。
ちなみに増やす効果はクレッフィが持っていますね。


ワザに注目してみましょう。

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草ポケモンでありながら一切草エネを要求しません。更に追加効果で眠り状態と時間を稼ぎやすく抵抗力対策要員としてラフレシアやキレイハナ抜きに採用しやすいデザインをしています。

フレイバー的なことを言うと「だつりょくかふん」との組み合わせも素敵。
力が抜けてしまう能力と眠ってしまうワザが寝そべってるイラストとマッチしています。
「ねむりごな」や「ゆめみのまい」ではなく「おやすみエキス」という間の抜けた感じなのもいいですね。


無色でワザが使えるのはクサイハナだけではありません。
草デッキ以外で採用してくれと言わんばかりに進化前のナゾノクサもそうなっています。

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2エネ20の弱いワザを持って何の意味があるんだと思うかもしれませんが、この時代なら弱点相手にはこれでもそれなりの戦力になります。

この時代は進化ポケモンですら2エネ無条件40ダメージは存在しません。
それを踏まえると弱点を突けることの強さがわかると思います。

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↑「おおなみ」はこれでも強い部類。


更にはラフレシアもナゾノクサ同様に無色のみで攻撃できます。

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「ちゅうどくかふん」は史上初のサポーター(今のサポート)を封じるワザ。
現行まで脈々と続くトレーナーロックの元祖は「アレルギーかふん」を持つわるいラフレシアですが、このカードはそのリメイク第一号と言えます。

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XYシリーズのガマゲロゲEXが持つ「ブルブルパンチ」のようなワザを持っているだけで、わるいラフレシアとは似ても似つかぬ性能ですが、

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旧裏時代に出来上がった「ラフレシア=トレーナー封じ」のイメージを意識していることがわかります。
それからトレーナー封じは代々ラフレシアに引き継がれることになります。(たまに封じないのもいるけど)


このラフレシアは同エキスパンションのナゾノクサと比べてみると面白いです。

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ナゾノクサの「しびれごな」はエネコスト据え置きで「どくのかおり」に、「ぶつかる」は無色1エネ増えて「ちゅうどくかふん」にそれぞれ置き換わっています。
エネコストとワザ性能の対比から進化して強くなったことを感じ取れるようになっています。

最近のカードではドダイトスラインがこのタイプのデザインですね。

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同エキスパンションにはキレイハナも収録されていますがこちらはクサイハナ達とは別枠の印象。

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ワザを使うのに草エネルギーを2個も要求するうえ、イラストレーターが異なります。、
色を問わない加速能力自体は汎用性が高く、デッキを選ばずに入れることができますが。


ここまで延々とクサイハナがいかに素晴らしいかを語ってきたが、現実にはほぼ採用されることのないマイナーカードでした。

理由は多色環境です。

カードeは多色化しやすいようデザインされており2色デッキが当たり前の環境でした。

多色デッキがそんなに難しいのかと疑問に思うかもしれません。
eシリーズの前の旧裏時代は現行と比べても色拘束が厳しいカードが多く、多色デッキを組むこと自体が難しい時代でした。

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旧裏版は当然のように雷雷雷を要求してきます。
「らいげき」がメインのポケモンなので「でんきショック」の無色シンボルが意味をなしていないのもこの時代ならでは。
一方カードe版は雷1個で使用可能です。

そんな旧裏時代の反省からか色拘束の弱いポケモンが増えたのがカードe時代。
多色化しやすくなったことでメインポケモンの苦手な相手はサブポケモンで対処する時代になり、抵抗力対策としてクサイハナを採用するといった話は聞くことなくスタン落ちを迎えていきました。

とはいえ、超や闘単色のデッキは抵抗力に苦しめられることが多いため採用の余地はあると思います。
実際ネイティオ(e5)やカブトプス(e4)をメインに据えたデッキを組んだ時(※2015年の話)には2進化無しでクサイハナ単品で入ってきたことがありますし。そいうやデッキレシピ上げてないなー。


イラストについて



まずeシリーズの基本から。
eシリーズは第2弾「地図にない町」以降、「謎の大陸」を舞台にそこに住む人々とポケモンが描いていきます。

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『ポケモンカード公式マガジン ポケモンカードトレーナーズ Vol.17』より

「謎の大陸」はカントー地方でもジョウト地方でもないどこかの大陸。もちろんイッシュ地方やカロス地方でもありません。
まぼろしの森以降のPCGシリーズやロストリンク、XY BREAKシリーズのようなポケカオリジナルの舞台です。

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↑金銀クリスタルには出てこない人たち。


クサイハナが収録された第3弾「海からの風」は大陸の南に位置する海とその周辺が舞台。

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海底遺跡、ミステリーサークルの描かれた草原、ぼんぐりの木が生い茂る森。
独特の景色が広がっています。

独特の生態も描かれており、この地域のナゾノクサは大きな葉でイカダを作り、風まかせに海を進むようです。

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とても海からの風らしい1枚。


さてこのクサイハナ。木の上に登って寝ています。

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とても気持ちよさそうに寝ていますが、よく考えるとクサイハナは普通木の上にはいません。


そう、このクサイハナは木に登ったのです。
なにか遠くを見たかったのでしょうか。元居た島が恋しくなったのでしょう。
単に気持ち良さそうな場所にいたいだけかもしれません。

木の上はクサイハナだからこそ行ける場所だと思うんです。
ナゾノクサやキレイハナは手足の都合登ることが難しそうですし、ラフレシアは大きな花びらが邪魔そうです。

クサイハナの間しかこの景色を見られないと思うとこみ上げてくるものがありますが、そんなこちらの思いおかまいなしにボーッと眠っているのがクサイハナらしくて好きです。


おわりに


というわけでe3のクサイハナについてでした。

誰一人使わないような超マイナーカードですが個人的に思い入れがあるので取り上げてみました。

それでは!
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