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【ポケカ旧裏】デッキ紹介「ともだちのわデッキ」
はじめに

プクリン!!
旧裏を象徴するカードの一つであり並べて打点アップの元祖です。
「みんなでステップ」や「ライオットビート」はプクリンの系譜と言えます。


このプクリンが旧裏を象徴するカードとなった理由はその強さ。
旧裏時代にしてはHPも高く、何よりダメージ効率が凄まじいんです。
この時代の標準的なポケモンを見てみましょう。
ジュゴン(第一弾)

水水無の3エネ50ダメージ。
今のポケモンと比べると貧弱極まりない性能ですがこの時代ならこれでもそこそこ強いポケモンです。
対してプクリン。

普通に育てれば無無無の3エネ最大60ですが、ニコタマの力を借りることでわずか2エネで60ダメージを叩き出します。
そのスペックの高さから黎明期に活躍しました。
ポケカGBなんかでもよく使われますよね。
そんなプクリンさんですが殿堂ランクルール制定とともに壊滅します。
殿堂ランクの都合プクリン・ニコタマは併用できなくなってしまいました。
この時代はマルマイン(第一弾)や突風が無制限に使えたとはいえ、オーダイルやメガニウムといったneoの高性能ポケモンが続々と現れる中、ニコタマなしは厳しかったと思われます。
この過剰とも言える規制は旧裏がスタン落ちするまで解かれることはありませんでした。
でもせっかく旧裏で遊ぶなら往年の強カードを使いたいじゃない。
その思いから関東旧裏オフ用に殿堂ランクを調整し、壊れないかつ構築可能な水準まで引き上げました。
プクリンは強くあってほしいんだ。
そんなわけでプクリンデッキです。
やりたいこと
ポケモン並べて、

ニコタマ貼って、

ともだちのわ!

並べるポケモンはぶっちゃけなんでもいいわけですが、居るだけで役立つポケモンの方がお得です。
ゾロアークだって特性の強いルガルガンをよく出してますし。

……というわけでこの2種を採用。


エリカのウツボットは自分の番に1回ポケモンキャッチャーが使えるようになる能力。
最近ではチャンピオンロードのウツボットが持っていますね。

ベンチを並べてダメージ増加+置物で相手のベンチを呼びつけという構成、これはもう実質ルガゾロではないでしょうか?1エネで動けない?とりひきが使えない?アーアーきこえない
もう一匹のわるいハクリューは自分の番に一度進化ポケモンサーチできる能力持ちです。
デッキレシピ

殿堂ランク:関東オフ用殿堂ランク2018
4 プリン(ジャングル)
1 プクリン(ジャングル)…☆☆☆☆
3 エリカのマダツボミ(HP50)
2 エリカのウツドン(エリカデッキ)
1 エリカのウツドン(ジム拡張1)
2 エリカのウツボット
2 ミニリュウ(neo4)
2 わるいハクリュー
1 コラッタ(ロケット団)
1 グライガー(neo1)
ポケモン:19枚
8 草エネルギー
4 無色二個エネルギー…☆×4
エネルギー:12枚
4 オーキドはかせ
4 ウツギはかせ
3 マサキ
3 クルミ
4 ポケモン交換おじさん
2 エリカのお付き
1 ロケット団参上!
3 夜の廃品回収
2 ワープポイント
1 学習装置
2 ラジオ塔
トレーナー:29枚
個別解説
主要ポケモン
プクリン×1

殿堂ランクの都合1枚しか積めませんがこのデッキのメインアタッカー。
友達みんなで総攻撃します。
なんで「ともだちのわ」といいつつも実態はリンチに近かったり。
ちなみに英語版の「ともだちのわ」は「Do the Wave」という名前。
「Do the Wave」というのはスポーツで観客が手を上げて波を作るパフォーマンスとのこと。
この動画がわかりやすいです。
エリカのウツボット×2

ベンチ呼び出し能力の元祖。
能力ばかりに目が行きがちですが3エネ50とワザも及第点。
色拘束が厳しいのが玉にキズ。ウツボット的にはニコタマは逃げるコスト専用のエネ。なので実質2色デッキです。
わるいハクリュー×2

進化カードサーチでプクリン復帰を助けるポケモン。イラストがファンタジックで素敵。
HPが低くワザも弱くにげるコストも多く特殊能力以外ではほぼ役に立たないため中々採用されませんが、このデッキでは1積みのプクリンを回収しやすくするためとても重要。
プクリンは1積みしかできないので倒されると夜の廃品回収で山札に戻す必要があります。※旧裏にはレスキュータンカのような「トラッシュのポケモンをノーコストで戻せるカード」は存在しません。
戻した後はポケモン交換おじさんで探すことになるのですが、おじさんは序盤の展開に使うため中盤以降は必ずしも使えるとも限りません。
プクリンの復帰できないと無駄にニコタマを4枚入れてる貧弱なデッキに成り下がってしまいます。
そういうわけで場に置けることが重要になってくるのです。「ともだちのわ」のダメージ増加のため単純にベンチを埋める必要もありますし。
わるハクで1積みの進化カードを延々と使いまわすこのギミックは色々応用できると思います。
コラッタ(ロケット団)×1

サイド落ち対策でありロケット団参上!と組み合わせて必要なカードを自由自在に持ってくる便利ポケモンでもあります。
にげ0なのも便利。
グライガー(neo1)×1

無色二個の使い道がプクリンだけでは困るのではないかと思い入れてみた枠。単純にたねポケモンを増やしたかったというのもあります。
結局「きりさく」はほぼ使いませんでしたが、にげ0かつHP60の序盤の壁はとても便利でした。
この枠は打点調整を狙えるヤンヤンマ(neo2)にしてもいいかもしれません。
進化前
プリン(ジャングル)×4

ニコタマを貼れれば1エネ20出せるHP60のたねポケモンになります。
「こもりうた」も無難に優秀で進化前としては本当に強い。
全体的に数字が小さく進化前の比重の大きい旧裏では進化前の攻撃性能は重要です。
エリカのウツドン(エリカデッキ)×2

進化前ながらサブアタッカーを務められる破格のスペックの持ち主。
「ねむけどく」がとても優秀では時間を稼ぎつつ毒のダメージまで与えられます。
旧裏は最大HPが低いため毒ダメージが強力です。
エリカのウツドン(ジム拡張1)×1

エリカデッキのウツドンと比べるとHPや技のダメージでは見劣りするものの、ベンチ呼び出し効果は強力。
フーディン(第一弾)などの置物を呼び出したり、育成中のアタッカー呼び出してプクリンの「ともだちのわ」で倒せるラインまで削ると効果的。
エリカのマダツボミ(HP50)×3

1キルされにくいHP50のものを採用。
エリカのマダツボミはどれも一長一短なので何とも言えません。
ミニリュウ(neo4)×2

1エネで地味な回復技が使えるのが特徴。
ミニリュウは2ターン目まで壁として生き延びることが仕事になるのでこの回復は地味に重要。
例えば、「ひとやすみ」を挟むことで、ヒトカゲ(ロケット団)の「ほのおのしっぽ」を2回耐えるようになります。

エネルギー
無色二個エネルギー×4、草エネルギー×8


学習装置をエネとカウントして合計13枚。
一応プクリン3匹+ウツボット2匹を育てきれるくらいの枚数にはなっていますが、あまり余裕はない印象でした。
トレーナーカード
オーキドはかせ×4・ウツギはかせ×4


旧裏で最も手札を増やせるカード。
ウツギは使うと次の番までトレーナーが使えないデメリットがあり、以降の展開がストップしますが極端な速攻を狙うわけではないので問題なし。
マサキ×3

2枚引くだけのシンプルなカード。
これ単品で掘り進めることはできずオーキドウツギに頼った方が強いので補助的に入ってる感じです。
クルミ×3

2ドロー2戻し。なのにマサキよりもレアリティが2段階も高いちょっと納得いかないカード。玄人向けってことなんでしょうか?
必要なカードを引きに行くカードというよりは、再利用不可能なニコタマやトレーナーをオーキドで捨てないようにするためのカードです。
オーキドの前に使うことで後に必要となるカードを山札に戻すことができます。
ポケモン交換おじさん×4


トレーダーこと《ポケモン交換おじさん/Pokémon Trader》。英語版を使っていると英名で呼び始める現象。
マジックは正直あまりわかりませんが、《流刑への道/Path to Exile》を「パス」と呼ぶ感じに近いのでしょうか。
手札のポケモンと山札のポケモンを交換してくれるおじさんです。1積みのプクリンを引きやすくするために入っています。
20枚近くポケモンが入っているので交換の弾に困ることはありません。
万能ポケモンサーチは単純に強力。現行でいえばハイパーボールにあたるカードといえば伝わりやすいでしょうか。
手札をトラッシュしないで必要なポケモンを探せるので個人的に現行にあったら嬉しいカード。
旧裏的にはオーキドで切りたくないポケモンを山に戻すために使うなんてことも可能。
エリカのお付き×2

エリカお嬢様のお付き。目覚まし係からジムの事務作業まで何でもこなす。
2人いるイラストの通りエリカのポケモンを2枚までサーチできます。
旧裏で確実に複数枚たねを探せる唯一のトレーナーカード。
一応叩きつけろ!挑戦状も該当しますが相手依存なのでノーカウント。

クルミと同じくオーキドと相性抜群で切りたくないニコタマや夜廃を戻しつつエリカのポケモンでベンチを埋めることができます。
ウツドンやウツボットまで探せるのでとても使いやすいです。
ロケット団参上!×1

1積みのプクリンをサイドから救出するために入れてますが正直怪しい枠。
単純にロケ参+コラッタで好きなサイドを山札の上に置く動きが強力なので邪魔になることはありませんが、このカードはサーチがきかないのでサイド落ちしたプクリンを急いで探すという目的ではちょっと遅い気もします。
サイドからの高速救助という目的ならマンキー(ジャングル)にするのもアリだと思います。にげ0なので邪魔になりませんし。

マンキーとコラッタを並べれば1ターンに2枚サイドを見れるので3ターンで全サイドを見ることが可能になります。
夜の廃品回収×3

プクリンを再利用するためのカード。XYのすごいつりざおと同一のテキスト。
何度も説明している通り、これでプクリンを戻した後にわるハクリューで即サーチすることで戦線が途切れません。
最低でも2回はプクリンを回収したいので余裕をもっての3枚。
ワープポイント×2

ベンチ干渉手段兼入れ替えカード。
エリカのウツボットやわるいハクリューを突風で引きずり出されて時間稼ぎをされることが多いのでその返しに使えるとカッコイイ。
盤面への影響も大きく使えるタイミングが多いので腐りにくいカードです。
学習装置×1

1エネで攻撃できるポケモンが少なくエネ加速ができないので疑似的な加速手段として採用。
明確な目的があって採用というわけではありませんがエネ加速なので単純に強力です。
ラジオ塔×2

塔本体よりもロケット団のニャース気球が印象的なカード。ポケモンカードの歴史の中で唯一ニャース気球が描かれているカードです。
そんなイラストに対して効果は物凄く地味。
自分の番に1回デッキの上から2枚を見れるだけ。並び変えることもシャッフルすることもできません。
なんでこんな意味不明なカードが入ってきたのかというとマダツボミの塔対策。

無色ポケモンの与えるダメージを-30してしまう強烈なスタジアムです。
ピンポイントな効果に見えるものの、ここ最近はピクシー(ジャングル)やホウオウ(PF3)など無色ポケモンの存在感が増しているので採用されやすくなっています。プクリンを使い倒すことが目的のデッキでこんなものを出されたらひとたまりもありません。
マダツボミの塔破壊目的でスタジアムを入れざるを得ないというのが理由です。
便利なスタジアムとしてエネルギースタジアムやラッキースタジアムがありますが、相手の方が得する可能性が高いと考え却下。
エネ枚数がやや怪しいのでエネスタは魅力的に映りますが「かおりのわな」で縛ってもエネスタからにげるコストを確保されるのは困るので入れませんでした。


そうなるとメタカード的な地味スタジアムが候補に挙がります。
エコロジム

場のエネルギーが相手のワザやトレーナーの効果でトラッシュされたとき、持ち主の手札に戻るようになるスタジアム。
ニコタマをリムーブされたらひとたまりもないので是非入れたいカードなんですが、テキストをよく読むと無色エネは非対応。エコロジムを出していてもリムーブでトラッシュ送りにされてしまいます。当然ボツ。
リムーブ禁止ジム

エネリム限定で追加の手札コストを要求するスタジアム(禁止するとは言っていない)
ピンポイントすぎる上にエネリムを防ぎきれるわけでもないのが痛い。
タマムシシティジム

エリカのポケモン限定で自身のエネを1枚トラッシュすることで状態異常を回復できるスタジアム。
決して悪い効果ではありませんがプクリンのサポートにはならず破壊専用に近いのでイマイチに感じました。
ポケモンタワー

ポケモンカードでは非常に珍しい墓地対策というべき効果のカード。トラッシュのカードを手札に戻せなくなります。
手札に戻せなくなるだけで山札に戻したり直接場に出すことは可能です。
面白い効果をしているものの効果範囲が非常に狭く、使われやすいカードではダウジングマシーン、超エネルギー回収、リサイクルエネルギーピンポイントといった感じ。
流石に強くないかな……。
どれも微妙で困っていた時に白羽の矢が立ってしまったのがこのラジオ塔。マダツボミの塔もコガネ同様電波塔に改造してやりましょう。

「自分の番に1回デッキの上から2枚を見れる」という少し便利な効果ではあるものの、単体では特に何もしないためほぼ採用されないカード。ですが、このデッキでは有効に使えると考えました。
シャッフル手段がなければ上2枚に気に入らないカードがあってもそのまま引くことになりますが、このデッキにはわるいハクリューという毎ターンシャッフルできるポケモンが入っています。気に食わなければシャッフルしてしまえばいいんです。
他にはコラッタの能力を使う前にチラ見することでサイドに送ったカードを把握できます。もちろん欲しいカードがあればマサキやクルミでドローすればOK。
地味ながらも安定性を高めてくれて思っていた以上に使いやすかったです。
相手もこの効果を使えるので出した分損になりがちになりますが、わるいハクリューとコラッタを併用している分相手よりも有効に使えるシーンを増やしているので単純な損にはなってない……はず。
正直一度試してみたかったから採用したというのもありますが、見た目以上に機能してくれました。
そして何より使っていてそのまま引くか一度シャフルするかを考えるのが楽しかったです。
使ってみて
先手1ターン目プリンにニコタマ貼って「はたく」→2ターン目プクリンに進化からの「ともだちのわ」の動きは強烈。これがやりたかったんだ!
オマケのように出てくるエリカのウツボットも優秀で、巻き返すために育てているポケモンを呼びつけたり、アタッカーを用意できないときの時間稼ぎとして逃げるコストの重いポケモンを呼びつけたりと大活躍でした。やっぱり毎ターン使える突風は強い。
プクリンはHP80もあってニコタマを使えば2エネ50~60ダメージを継続的に出せるので間違いなく優秀なポケモンなのですが、リザバクやメガバナといった特殊能力で加速して大型ポケモンをガンガン出してくる相手は序盤に押し切れないと中盤以降巻き返されることが多く、足止め用のまきちらせ!ベトベトガスがあればなと思うシーンが目立ちました。特に超火力でワンパンしてくるリザバクはプクリンの中耐久が全く意味をなさなくなるので本当にキツイ。
ニコタマを何枚か消費した中盤以降、ニコタマを付けられない時にできることがなくなってしまうことも気になりました。
ニコタマを使わないプクリンはエリカのウツボットと同じく3エネアタッカーなのでちょっと重め。うまくニコタマが引けないとエネが足りず誰も攻撃できない状態になってしまうことがあります。
こんなとき2エネと比較的軽く動けるエリカのウツドンが出ていれば「ねむけどく」や「さそってとかす」で削りながら時間を稼げたのでしょうが、「かおりのわな」を安定させるためにウツボットまで進化させておりほとんど使えませんでした。あえてウツボットまで進化させずに戦うのもアリなのかもしれません。
疑似的な加速のできる学習装置を増量したり、エネを貼れないターンを減らすために追加のエネを入れたりすれば多少ニコタマを引けなくても安定して戦えるかもしれません。
これは後続が用意できない問題でもあるのでプクリンを延命できれば何とかなるのかもしれませんが。
改造するなら
今回はエリカのウツボットを使いましたがプクリンは無色。
殿堂ランクの都合プクリン1枚+ニコタマ4枚は外せないと思うので、殿堂ランクの付かないカードならなんとでも組み合わせられます。
とにかくカスタマイズ性が高いです。ここでは組み合わせ例を紹介します。
わるいゴルバット

プクリンの微妙に足りない打点を補ってくれるいい相方。進化前のズバットも逃げ0で毒を撒けて単純に強力。
殿堂ランクの都合わるクロは使えないので注意!
ヨルノズク(neo1)

コイン判定でロケット団のおねーさんを使える極悪能力。並べれば並べるほど強いのでプクリンとの相性も良好。
無色メインのデッキになるので月の石の採用も可能。プクリンを持ってこれるとフレーバー的にもGOOD。
ヤドラン(化石)

「へんなこうどう」のおかげでプクリンの延命が可能に。
ポケモン回収、わるいヤドランあたりも入れると動きの幅が広がって楽しそうです。
エレブー(第一弾)・ブーバー(化石)・エビワラー(第一弾)・R団のストライクなど




懐かしの優秀なたねポケモン+プクリンの組み合わせ。
ストライク(ジャングル)は殿堂ランクの都合使えないのでR団のストライクに代役を務めてもらいます。
全体的ににげるコストが気になるのでドードリオを入れるとスムーズに動けて良さそうです。そうなるとメタモン(拡張シート)も入れたくなります。
2色以上入れるときは色事故が気になるのでレインボーエネを入れたり基本エネを増やしたりした方が良いでしょう。
ネタ臭いですがポリゴン2の「エナジーコンバーター」で色を変えてしまうなんて手も。
おわりに
というわけでプクリンデッキでした。
色んな組み合わせができるので色々試してみると面白いと思います。
それでは!
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Name - うにょーん
Title -
わるハク、コラッタ、ラジオ塔は面白そうですね
わるハクの能力を多用するのはいいんですが、これは山札に進化カードが無いと確定している時、使えるんですか?
ラジオ塔って他にはどんな時使うんですかね…比較的毒にも薬にもな効果だから無難なスタジアム崩しと言うのはわかるんですが